工業爐メーカーとしてのパイオニア的な存在である當社は、これまで國內市場に3,500基を超える製品を納入してきました。技術の進歩をはじめ、省スペース、省エネルギー、環境配慮などニーズは多様化し、當社はバリエーション豊かな製品をラインナップ。その中でも、とくに需要の大きい浸炭熱処理設備においては國內トップクラスのシェアを獲得し、當社の技術力やサポート體制への信頼の証となっています。
日本は世界が認める物づくり大國です。つねに優れた技術や製品を世界へ発信し続けられるように、當社は國內の主要製造メーカーが集積するエリアへ拠點を設置。お客様とのリレーションを深め、緻密で深く、そして素早い対応を実現しています。近年は、カーボンニュートラルに寄與する設備の開発も推進し、お客様のニーズに対応していきます。
燃焼加熱システムには、排熱を有効利用して消費エネルギーを抑えるリジェネガスバーナーを標準裝備。さらに、爐內の雰囲気ガスをシミュレーション解析し、ガス導入口の位置や數の最適化を追求。省エネ化および環境負荷の低減を実現します。
工業爐の外壁に用いているのは、微細な多孔構造の高機能斷熱材。(爐內から爐外への)熱伝導を最小化し爐外へ放出する熱エネルギーのロスを抑制します。また、爐壁の表面溫度が下がり、作業環境の安全性を高めます。
爐の內壁には、斷熱性能に優れたかさ密度の小さいセラミック斷熱材を採用。爐體の內外を最適な斷熱材の組み合わせにより加熱効率を高め、エネルギーコストを大幅に削減します。かさ密度の小さい斷熱材により蓄熱量が低減でき、設備の立上げ時間を大幅に短縮することが可能になります。
鍛造や機械加工などにより被処理品に付著した防錆油、加工油を除去。浸炭など熱処理加工の品質を高めます。またご要望により、洗浄と余熱を兼ねた脫脂爐を併設し、熱処理加工の省エネルギー化を図ります。
バッチ爐と同じスペースに設置でき、生産性の向上とランニングコストの削減を実現します。
熱処理加工後の被処理品を冷卻する際に付著した油を取り除きます。
焼入れによって硬化した被処理材を再加熱して粘性を高めます。被処理材の用途に合わせて、高溫焼戻爐と低溫焼戻爐をセレクトできます。